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トイレの使用について

(1)シートベルト着用サイン点灯時、トイレに行きたくなった時
飛行中、シートベルト着用サインが点灯しているときは、原則としてトイレに行くために席を立つことはできません。
もし客室乗務員を呼んでお願いしようとしても、原則として客室乗務員も席を立てないためすぐに来てはくれません。

飛行機内
巡航飛行中ならまだしも、特に着陸進入をしているときはまずトイレに行くことは不可能です。トイレに座った状態で着陸した場合、狭いトイレの中で着陸の衝撃で跳ね回るかも知れず、安全上絶対に許可されません。

でも万が一、「もう我慢できない!。どうしてもトイレに行きたいっ!!」となったら、どうすればトイレに行けるようになるでしょうか。

その時の機長の判断によるものと思いますが、着陸進入中にトイレに行くとするならば、着陸進入を一度中止する必要があるでしょう。そして上昇して安全な水平飛行の状態になった後、トイレを使用できるものと思われます。

その後、用が済んだという報告を受け再度着陸のやり直しになりますが、この場合間違いなく大幅な到着遅れにつながります。

そのため一度着陸態勢に入った場合、緊急事態でもなければ着陸進入を中止することはあり得ません。ですので本人にとっては緊急事態ですが、まずトイレには行かせてもらえません。

時には飛行ルート全般に気流が悪く、シートベルト着用サインが終始消えない時もあります。
そのためにも搭乗前になるべく用を済ませておきましょう。

また通常の飛行では、だいたい着陸の10〜20分前にシートベルト着用サインが点灯します。
その前に必ず客室乗務員より着陸が近い旨のアナウンスがあります。
アナウンスでトイレの使用を促す案内があると思いますので、怪しいときはここで必ず用を済ませましょう。
特に小さな子供を連れている場合は用心しましょう。

以上、気を付けないと大変なことになりますので注意しましょう。




(2)気分が悪くなった時
飛行中、気分が悪くなった時トイレに行ける時期であればいいのですが、シートベルト着用サイン点灯中は行くことができません。

先程のトイレに行きたくなった時と同じ事情です。
しかも気持ちが悪くなるような時は大抵揺れが激しい時であり、そんな時にシートベルトを外しトイレへ歩いて行くということは大変危険な行為です。

国内の航空会社では座席前のシートポケットに“エチケット袋”が必ず入っています。
我慢できないときはこれを利用しましょう。袋はロウ引きでしっかりしているので外に漏れることはありません。
変に我慢して外に出してしまうことだけは避けましょう。

JALのエチケット袋

周囲の乗客が不快に思うのはもちろんですが、到着後のクリーニングのため次便の出発が遅れたり、汚れがひどい場合は次便以降そのシートが使用できなくなります。

海外の航空会社ではエチケット袋がちゃんと補充されていないことがあるので、ポケットに無い場合は予め客室乗務員からもらっておくか、代わりになる物を用意しておいた方が良いでしょう。
特に小さなお子さん連れの方は、お子さんの体調の変化に注意してあげてください。




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