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シートベルトについて

(1)飛行中
当然ですが、シートベルト着用サインが消えているときはシートベルトを外していても航空法上はなんら問題ありません。
しかし安定した飛行をしている最中でも、突然大きく揺れることがあります。

これはパイロットに伝えられる気象情報や、飛行機に搭載されている気象レーダーでは判別できない気流の乱れがあり、突然その気流の乱れに遭遇するからです。

タービュランスやウインドシア、マイクロバーストなどの各種乱気流がありますが、この目に見えない突然の乱気流のせいで、過去に負傷した方や命を落とした方がたくさんおられます。

最新の飛行機ではこの目に見えない乱気流をとらえるため、高性能の気象レーダーを搭載しています。
地上の施設でも、空港周辺の乱気流を捕捉するためのレーダーを配置しています。
最近はそれらのレーダー性能の向上により、高い確立で乱気流を予測できるようになりました。
しかしいつでも、どの飛行機でも乱気流を100パーセント事前にとらえることはできません。

そのため、たとえシートベルト着用サインが消えていても、ご自身の安全のためしっかりとシートベルトは着用しておきましょう。

また、ブランケットを掛けて休む場合は、客室乗務員が確認できるようにブランケットの上からシートベルトを締めましょう。

(2)着陸後
着陸してスポットに到着した際は、シートベルト着用サインが消えるまでは座席に座ったままで居ましょう。
スポットに到着したと思ってもエンジンが回っているうちは飛行機が動く恐れがあります。
シートベルトサインが消えてから席を立ち、上着を着たり荷物を取り出すなど、ゆっくり降りる準備をしましょう。
飛行機はスポットに到着してもすぐに乗客が降機できる状態にはならない、慌てる必要はありません。




禁煙サインシートベルトサイン
禁煙サインとシートベルト着用サイン


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