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割引航空券を利用する時の注意点

どうせ飛行機に乗って旅行するなら、普通運賃より断然お得な割引き航空券を利用したいものです。

一口に安い航空券といっても2種類あり、航空会社が普通運賃に諸条件を付けた上で割引きし販売する「割引航空券」と、航空会社ではなく旅行会社が販売する、俗に言う「格安航空券」があります。
(これら2種類の航空券の呼び方は特に決まっていません。ここでは混同しないよう、航空会社の“割引航空券”と、旅行会社の“格安航空券”とで分けて記述します。)

二つはもともと同じ航空会社が販売する航空券ですが、格安航空券は旅行会社がツアー客用に大量に仕入れた座席をばら売りした物です。
ツアーが売れ残った場合や、そもそも最初からばら売りするつもりで仕入れるそうですが、大量に仕入れるため安くなるそうです。

各航空会社の割引運賃を比べますと、やはり日本航空と全日空の大手二社が豊富な商品と適用路線の数で有利と言えます。

大変お得で有効な割引航空券ですが、通常の運賃と比べて数々の制約があります。知らないと損をすることにもなり兼ねませんので、主な注意点をここにご紹介します。

なお、旅行会社の販売する“格安航空券”もほとんど同様な注意点となっています。
旅行会社の約款にて違いがありますので、格安航空券を購入する前に利用する旅行会社の約款を確認しておきましょう。




知っておきたい航空会社が販売する割引航空券の注意点

1.割引の設定されている期間が常に変わる
  割引制度の中には通年設定されている割引もあれば、期間限定の割引もあります。
  特に割引率の大きいものは、繁忙期に割引の設定が無くなります。
  航空会社のホームページで適用期間をチェックし、うまく旅行に利用しましょう。

2.割引の対象路線が制度により異なる場合がある
  割引は全ての運航路線に適用されるとは限りません。
  2社以上が乗り入れている路線では、それぞれ割引制度の有無を確認しましょう。

3.予約をキャンセルした場合の取り消し手数料が高額になる
  割引制度にて予約した場合、キャンセル時に取り消し手数料が高額になります。
  割引率が大きいほど高く、運賃の半額の取り消し手数料が必要な場合もあります。
  飛行機に安く乗るつもりが、かえって高くつくことになってしまいます。
  確実な旅行の予定を立てて、予約は慎重にしましょう。

4.割引を利用する際、予約期限の設定がある
  割引き制度によって予約が締め切られる期限が違います。
  大きな割引き制度ほど締め切りが早いので、予定が決まれば早めに予約しましょう。

5.予約の変更が不可な割引制度がある
  予約の変更が不可能な割引制度が数多くあります。
  予約変更不可の場合は、一度キャンセルしなければなりません。
  つまり、余分な取り消し手数料が発生して高くついてしまうことになります。
  確実な旅行の計画を立てて予約をしましょう。

6.割引を利用できる座席数に制限がある
  飛行機の座席全てに割引運賃が適用されるわけではありません。
  割引運賃にて乗れる人数には座席数の限定りがあり、早い者勝ちとなります。
  旅行の予定が決まればなるべく早く予約しましょう。

7.予約後の購入期限が制度ごとに異なる場合がある
  予約した後、割引制度によってチケットの購入(代金の支払い)期限が異なります。
  普通運賃より購入期限が早い場合が多いので、うっかり忘れないよう注意しましょう。


☆ 以上の注意点を踏まえた上で上手に割引航空券を利用し、お得に飛行機に乗りましょう。






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